2026年4月19日 (日)

シネマ歌舞伎

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『曽根崎心中』(2026制作・2009年上演)

「シネマ歌舞伎」というのを初めて見た(本物の歌舞伎もほぼ見たことないが)。

なかなかいいものだ。何しろアップで表情がよ~く見られるから。

『国宝』の劇中劇で曽根崎心中があったため、全編見たい人が多かろうということで、さっそくシネマ歌舞伎の新作が作られたわけですな。

お初は坂田藤十郎の当たり役で生涯で1400回以上演じたそうだ。

そして徳兵衛は長男の中村鴈治郎。『国宝』に出て、歌舞伎指導もして話題になりましたね。

油屋九平次は中村芝翫だった。

シネマ歌舞伎にはイヤホンガイドアプリなるものがあって、スマホで解説を聞きながら見ることができるらしい。

私は映画の『曽根崎心中』を数年前に見てストーリーはわかっていたので、利用しなかった。

歌舞伎を見て、映画の方もよくできていたのだなあとあらためて思った。

中村芝翫も憎たらしかったが、映画の九平次はもっと憎たらしかった。

そして坂田藤十郎は素晴らしかった。表情やしぐさに圧倒された。鴈治郎と親子とは思えない。実際はオジサンとお爺さんの年齢の人が演じているわけだけど、全然そんなふうに見えないもの。

本当の歌舞伎なら終わったら幕が下りるけど、映画はエンドロールがあるので、その時に何故かラフマニノフが流れた。

そして坂田藤十郎と曽根崎心中についてのちょっとした説明文と、若い頃の写真が出た。美しい。

初心者が気軽に見られるシネマ歌舞伎、とてもいいですね。

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ロビーには場面写真がたくさん貼ってあった。

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名場面「死ぬ~る~覚悟が~」のところ。

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2026年4月18日 (土)

フランケンシュタイン

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『フランケンシュタイン』(2025)ギレルモ・デル・トロ

【シネマリス】のサブスクで鑑賞。

面白かった。悲しい映画でもあるが。

構成が巧みで、2時間半間延びすることもなく見ていられた。

死ねない人生って辛いよなあ・・・と『グリーンマイル』を見た時にも思ったことを思い出した。

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2026年4月12日 (日)

花戦さ

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【目黒シネマ】で還暦記念 野村萬斎映画祭!

昨年は『六つの顔』公開記念で犬童一心監督とのトークショーを見に行ったが、今年もやってくれるとは!

大好きな映画館。ブラボー目シネ。

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『花戦さ』(2017) 篠原哲雄

公開時に下高井戸シネマで見た記憶がある。

今回は撮影時の裏話が聞けて嬉しかった。

ラストは萬斎さんのアイデアで脚本とは違う形になったとか。

上映後の高橋克実さんとのトークショーがめちゃ面白かったのだ。

「人生で心がけていることは?」という司会者の質問に、高橋さんが「ペコペコすること!」と答えて場内爆笑。

いつもペコペコしていれば平和にスムーズにいくのではないかって、このギスギスと他人を批判ばかりするようになった世の中において、大事なことかも知れない。

打ち上げの飲み会の席でも萬斎さんだけずっと姿勢がよいと高橋さんが言えば、『七つの会議』撮影時に猫背の練習をしたと答える萬斎さんのやり取りも面白かった。

今回の企画は、自分が出た映画をまとめて上映してほしいと萬斎さんが目黒シネマに持ち込んだ企画だそうで、映画はみんなで大きな画面で見てほしいと萬斎さんは最後におしゃっていた。

私もそう思う!

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最後のフォトセッションでは2人で右、中央、左と笑わせながらサービスしてくれました。

萬斎さんは珍しく地味なスーツだなと思ったら、やっぱり中のベストが派手だった笑

ああ、陰陽師と乱も見たかったな~。早く無職になりたい。

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2026年3月28日 (土)

パルプ・フィクション

早起きして東宝シネマズ日本橋『午前十時の映画祭』に行ってきた。

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『パルプ・フィクション』(1994)クエンティン・タランティーノ

ギリギリ最終日に鑑賞。

この映画、構成が入り組んでいて時系列おかしいので、初めて見た時「?」となり、最後まで見て「なるほど!」とやっとわかったのだった。

なのでもう一度、できれば映画館で見たいと思っていた。

筋がわかってる上で2回目見ると、よりいっそう面白い。

この映画で一番印象に残ったこと・・・トラボルタがトイレに入ると悪いことが起こる笑

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映画が終わったらちょうど12時過ぎで、日本橋のランチ大混雑時間に当たってしまった。

外をぶらぶら歩くつもりだったが雨が止まないので、映画館のあるコレド室町の地下で並ばずに入れる店に入る。

穴子料理【日本橋玉ゐ】の箱めし。

煮穴子、焼穴子、なめろうの乗ったご飯を、最後に少し残して出し汁をかけて食す。

鉄瓶に入った出し汁は、後から持ってきてくれる。

美味しい昼食をすぐに食べられてラッキーでした。

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2026年3月26日 (木)

国立映画アーカイブ

日曜日、久しぶりに京橋の【国立映画アーカイブ】に行った。

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特集上映の『逝ける映画人を偲んで』と写真展『ハリウッドの名監督たち』

どちらもこの日が最終日で、なんんとかギリギリ滑り込めた。

『黒い雨』(1989)今村昌平

井伏鱒二の原作は中学生の時に読んで感想文を書いたような思い出がある。映画は初めて見た。

郵便局長役の三谷昇さんと、雑貨屋のおばさん役の山田昌さんを偲ぶ上映だった。

三谷昇さんは出番少ないけど、やっぱり存在感がある。

出演者がベテラン俳優ばかりの中にあって、主演の田中好子がとてもよかった。

二次被爆の残酷さは、とてもここで簡単に感想を書けるものではない。今では忘れられつつある映画になっているが、一度は見なくてはいけないものだと思う。

映画の前に7階で写真展を見た。

たった250円(映画見ると200円)でたっぷり時間をかけて常設展や企画展を見ることができるこの施設は最高である。さすが国立!

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名作のポスターたちがいっぱいでテンション上がる。

ポスターもいいけど、撮影中の貴重なスナップ写真を見られたのがとてもよかった。

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『ゴッドファーザー』のマーロン・ブランド。

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『スティング』のロバート・レッドフォード。

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『タクシードライバー』のロバート・デ・ニーロ。

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『駅馬車』撮影中のジョン・フォード監督の後ろ姿。

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同じく『駅馬車』撮影中のショット。

『駅馬車』は、いつでも私のベスト5に入ると言えるほど好きな映画なのに、未だ劇場で見たことがない。

死ぬまでに映画館で見たい。

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2026年3月21日 (土)

シネマリス

【シネマリス】のサブスク上演を2本鑑賞。

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『凪待ち』(2018)白石和彌

香取慎吾がギャンブル依存症の、すげークズ男なんだが、なかなかハマっていた。

だいぶ太っていて、不健康な感じに役作りしていたのだと思う。

リリー・フランキーが出てくると、それだけで不穏な感じだけど、やっぱり笑。

震災、津波の被害なども盛り込んだ石巻が舞台の映画で、震災からの再生、クズ人生からの再生がテーマ。

『碁盤斬り』(2024)白石和彌

落語の『柳田格之進』をモチーフにした時代劇。落語だけで2時間はもたないだろうと思ったら、仇討ち話も加わっていた。

ちなみに『柳田格之進』は談志師匠が「今の時代に合わない」と言って終生演らなかったそうだ。

たしかに、武士の誇りを保つために吉原に娘を売るって、今となっては美談でも何でもないからねえ。

私は落語の大まかな筋を知っているので、そういう意味で、あまり見ようと思わなかった映画なのだが、見てみたらなかなか面白かった。

こちらは草彅剛が主演。SMAPの人たちも中年になったんだなあと時の流れを感じる笑

話は静かに進んでいくが、クライマックスで激しい斬り合いシーンがあり、白石監督らしいバイオレンス感。

白石監督の映画、暴力シーンや見ていて重いところもあって、なかなか2度は見られないのだが、今まで見た映画はどれも面白くて目が離せなかった。

この2作品も、2時間全然飽きずに面白く見られた。

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映画終わって遅い昼ごはん。

とにかくすぐ入れる所と思って、通りかかったこのお店に。

【馬子禄牛肉面】というお店(マーズルーと読むらしい)。存在は知っていたけど初入店。

入ったらすぐに注文&支払い。麺の種類を聞かれるが、これが9種類もある。よくわからぬまま一番人気の2番の細麺を注文。

次にパクチー、ラー油、葉ニンニクを入れるかと、トッピングについて聞かれる。パクチー抜きにしてもらった。

すると「1050円です」とお会計。つまりメニューは牛肉麺のみなのだ。あとは水餃子付けるかどうか。

案内された奥の席は厨房に近くて、麺を打っている姿が見られて楽しい。

牛肉麺はとても美味しかった。辛いけど激辛とかではなく、芯からじんわり温まる体にいい感じ(薬膳スープと書いてあったし)。

麺もツルツルで独特。隣の白人老年4人組が箸を使うの苦労していたが、たしかに難しいかも笑

最後までスープを飲む手が止まらなくなるような美味しさだった。

次回は卵トッピングと水餃子付にしようと心に誓う笑

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2026年3月20日 (金)

レンタルファミリー

珍しくシネコンで新作映画を見た。

『レンタルファミリー』(2025)HIKARI

この監督は知らなかったが、アメリカ生活が長い日本人女性だそうで。

笑えるところもしんみりする部分もある、よい映画だった。

先週、柄本明を芝居で見たばかりだが、この映画にも出演していて、その演技がもう圧巻でしたよ。すごかった。

主演のブレンダン・フレイザーの、気持ちの変化を表現する微妙な表情もすごくよかった。

2人の絡みが最高だった。

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映画の写真を撮れなかったので、映画館のある東京ミッドタウン広場のフラワードームを撮ってきました。

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2026年3月15日 (日)

朗読劇

朗読劇『今は昔、栄養映画館』とドキュメント映画『今は昔、栄養映画館の旅』をセットで、池袋の【新文芸坐】で見た。

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元々は下北沢の東京乾電池のアトリエで上演していた朗読劇。

映画館を舞台に監督と助監督の掛け合いの劇なので「いっそ映画館で上演したら面白いのでは」と昨年1ヶ月間、車で各地のミニシアターを回って上演。それを記録映画にしたものが、この日初公開された。

朗読劇を見た後に映画の筈が、機材トラブルによって順序が逆となり、先に映画になった。

映画では各地のミニシアターを見ることができ、地方の映画館に行ってみたい私はとてもワクワクした。

特に3度行った大好きな【高田世界館】、行って写真だけ撮った【上田映劇】、その時に食べた有名な蕎麦店【刀屋】が映った時にはテンションが上がった。

どこのミニシアターも苦境に立っている現在、満席になってとても嬉しそうな支配人たちの顔を見て、私も嬉しかった。

しかしこの映画は、やはり予定どおり劇を見てからの方がいいと思ったので、順番が逆になったのは残念であったがしかたない。

一ヶ月間ほぼ毎日各地に移動して上演、合間に東京に戻ってドラマや映画の撮影をしている様子は実に過酷に思えたが、劇場の人たちとのふれあいや打ち上げで飲み食いしている様子は楽しそうでもあった(柄本さんはこの期間中に2回点滴を受けたと言っていた)。

劇は朗読劇と言いながらも、最後は柄本さん西本さんがパンツ一枚姿になるという爆笑もの。これも映画である程度知ってしまったので、やはり何の知識もなく先に見た方がもっとインパクトが強かっただろうなあと思った。

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柄本さん西本さんと、各地を回ったスタッフの皆さん。

東京ではこれが初日で、この後【シネマヴェーラ渋谷】【早稲田松竹】で上演される。

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2026年3月 7日 (土)

高級カレーと世田谷文学館

前から一度は食べてみたいと思っていたフレンチのシェフが作る高級カレー。

ようやくその時が来た。

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【プチメゾン】という小さなお店。木~土曜のランチのみ営業。月に1日だけ夜営業。

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シェフがフランス修業時代に食べたカレーの再現だそうだ。

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このお値段のカレーは食べたことがない。

カレーは単品、セット(ドリンク付)、コースとあって、とても感じのよい店員さんが丁寧に説明してくれる。

前菜とデザートが美味しそうなので、思いきってコースに。

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前菜の鯖のキッシュ。鯖の味が濃厚でとても美味しかった。

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フランスカレー。大きなチキンが入ってるのでナイフとフォークで切って食べる。すごく柔らかい。

カレーはいろんなスパイスの香りがして、あまり辛さは感じなかったが、食べた後にじんわりと辛さがやってきた。

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デザートは苺のミルフィーユをチョイス。クリームが甘ったるくなくて軽い。コーヒーも美味しい。

このお店は営業日が少ないが、仕込みに日数がかかるためらしい。

ミルフィーユはこの時期にしか作らないもので、朝5時からミルフィーユ作りに取りかかっていたシェフは眠くなったらしく(笑)、お店にはいなかった。

シェフ、何と!86歳なのだ。

今も月に1回料理教室を開いている。すごい。

何度も気軽に行けるお店ではないが、やはり一度は行っておいてよかった。

キッシュとデザートが美味しかったので、コースにしてよかった。

すっかり満足してお店を出たら、電車に乗って世田谷文学館へ。

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もうすぐ終了の「ドナルド・キーン展」を見に行った。

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「世田谷線100年のものがたり」という展示も見た。

世田谷区在住の作家や世田谷線が登場する文学などの展示。

キーン展はとても見応えがある内容で、3時間以上も文学館に滞在して気づいたらもう夕方。

帰りは家まで歩く。途中パン屋に寄ったりして1時間半位。約13000歩。

 

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2026年3月 2日 (月)

町田市民ホール

友人から誘われて、町田市民ホールに映画を見に行った。

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国立映画アーカイブが主催する「優秀映画鑑賞推進事業」。

京橋にある国立映画アーカイブには映画を見るためによく行っているが、このような事業のことは知らなかった。

今回、文化庁関連の仕事をしている友人がこの催しを目にして、「ちょっと行ってみたいけど、映画は詳しくない。フィルム上映って何?」という質問を私に寄越した。

それでどうせならということで、一緒に行くことになったのである。

町田は未知の場所だが、行ってみたら案外近かった。

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『毎日が夏休み』(1994)金子修介

この映画、全く知らなかった。大島由美子の漫画が原作。

佐野史郎、風吹ジュン、めちゃ若い。

主人公の佐伯日菜子、すごい棒読みでびっくりしたが笑、これがデビュー作だったのね。

『お早よう』(1959)小津安二郎

言わずと知れた小津安二郎の名作コメディ。

大好きな作品だが、映画館では初めて見た。

小津映画は何度見ても面白い。

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ランチはベトナム料理店でフォーのセットを食べた。

牛バラ肉のフォーにミニバインミー、ベトナム風おこわ、生春巻、揚春巻、デザート付き。

バインミーが全然ミニに見えないし笑、パン、米、麺の炭水化物摂りすぎメニューだったが美味しく完食した。

映画は1人で行くことが多いが、たまに友人と行くのも新鮮で楽しかった。

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