シネマ歌舞伎
『曽根崎心中』(2026制作・2009年上演)
「シネマ歌舞伎」というのを初めて見た(本物の歌舞伎もほぼ見たことないが)。
なかなかいいものだ。何しろアップで表情がよ~く見られるから。
『国宝』の劇中劇で曽根崎心中があったため、全編見たい人が多かろうということで、さっそくシネマ歌舞伎の新作が作られたわけですな。
お初は坂田藤十郎の当たり役で生涯で1400回以上演じたそうだ。
そして徳兵衛は長男の中村鴈治郎。『国宝』に出て、歌舞伎指導もして話題になりましたね。
油屋九平次は中村芝翫だった。
シネマ歌舞伎にはイヤホンガイドアプリなるものがあって、スマホで解説を聞きながら見ることができるらしい。
私は映画の『曽根崎心中』を数年前に見てストーリーはわかっていたので、利用しなかった。
歌舞伎を見て、映画の方もよくできていたのだなあとあらためて思った。
中村芝翫も憎たらしかったが、映画の九平次はもっと憎たらしかった。
そして坂田藤十郎は素晴らしかった。表情やしぐさに圧倒された。鴈治郎と親子とは思えない。実際はオジサンとお爺さんの年齢の人が演じているわけだけど、全然そんなふうに見えないもの。
本当の歌舞伎なら終わったら幕が下りるけど、映画はエンドロールがあるので、その時に何故かラフマニノフが流れた。
そして坂田藤十郎と曽根崎心中についてのちょっとした説明文と、若い頃の写真が出た。美しい。
初心者が気軽に見られるシネマ歌舞伎、とてもいいですね。
ロビーには場面写真がたくさん貼ってあった。
名場面「死ぬ~る~覚悟が~」のところ。








































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